警察沙汰があった後だったが、私は精神をすり減らしながらもなんとか勉強していた。モチベーションが上がらなかったため、問題集を多く解いて本番に臨んだ。しかし、これが間違いだった。
結果として私は偏差値52.5で合格するところ、51.8で落ちた。
落ちた理由はいくつかある。
まず第一にテキストを軽視してしまったこと。やる気が出なかったとはいえ、問題はテキストを記憶するために使うべきであった。
第二に簿記から逃げてしまったこと。簿記は論文試験での割合が高く、簿記の計算さえできれば後は普通でも受かると言っても過言ではない。
第三にストレスがかかりすぎ、あきらめ半分で勉強していたことだ。あんなことがあったんだから落ちても仕方ない、そう自分で逃げ道を作ってしまっていた。
⇒負けに不思議の負けはなし。落ちた後の分析が大事
論文式試験は3回まで受けることができる。既に2回落ちたため、次がラストチャンスとなってしまった。私は落ち込んだ気分を回復させるべく新しい彼女を見つけることにした。
そしてすぐ見つかった。
新しい彼女はSNSで知り合ったため、遠距離だった。私は東京、彼女は兵庫。流石に、仕事と勉強、さらに遠距離恋愛となると両立が困難に思えた。
ちなみに私は親子三代東京生まれ東京育ちだったが、東京が好きではなかった。満員電車に人込み、高い家賃に高いランチ、ストレスフルな生活をしていたため、あの決断をするのも必然だったかもしれない。
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