高校を中退して以来、6年ぶりに机に座って授業を受けることにワクワクしていた。記念すべき1回目の授業がスタートした。商業簿記を担当する先生の名前は小林先生。シンプルで時に受講生に問いかけてくる授業スタイルは非常にわかりやすく、簿記の理解を深めた。そう、私が受講を申し込んだときに講師室でやり取りを聞いていたのはこの先生だったのです。私はどんどん簿記の知識を吸収していくことができました。
⇒やっぱりプロの講師、それも本物は違う
また、工業簿記の担当は鈴木先生。こちらも適度にアウトプットさせてくれる講義は授業中での知識の定着がよかった。小林・鈴木と日本を代表する名字の先生二人に基礎を教わり、これは基本が定着するに違いない!と私は確信した。
⇒よくわからんこじつけでもポジティブに生きる
そして、簿記1級の勉強を始めて間もなく、簿記をやるきっかけとなる彼女とは別れ、少しして別の女性と付き合い始めるのだった。すでに気持ちは試験合格に向いており、吹っ切れるのは早かった。
私の勉強方法は、授業の前日に次の日やる部分を15分ほど予習し、講義を受けた後にその個所の問題集を解く、というシンプルな方法でした。余裕があるときに問題集の2周目を解いています。本当はすべて3週やりたかったのですが、時間的な制約があり3週できない問題も多かった。
出来れば少しだけ予習を。問題は2回以上解こう
そう、私が予備校に通い始めたのは1月、試験は6月。半年しか準備期間がなかったのです。それでも不思議と切羽詰まった感覚はなく、予備校の授業をペースメーカーとしていいペースを保つことができました。ただし、予備校の問題演習は応用的な部分は飛ばして解いていた。1級の採点は、3,2級とは違い傾斜配点がかかる。つまり、基礎問題の配点が高くなるため難しい問題は全て解き切る必要がなかったのです。
合格ラインを意識して勉強しよう
その後も私はペースを守って勉強し、適度に遊びつつも試験の日を迎える。
しかし、試験会場で判明した驚愕の事実!そして試験直前に分かった自分の過ちとは。
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