俺は家に帰るなり早速エントリーシートを書き始めた。職歴は沢山あり、どんな仕事でもすぐに順応して結果を出せるのがアピールポイントだ。営業の仕事で数ヶ月で4000万売り上げたこともある。
ただ、すぐ辞める人なんじゃないかと言われる事も多い。どんなにいい高校に入ろうが、どんなすごい資格を取ろうが俺は俺という考えがある。
大切なのは自分の能力で、肩書や職を手放すのには抵抗はない。
⇒イメージはコードギアスのシュナイゼル殿下
高校に入った時もそうだったけど、俺はSAPIXでみんなとする勉強や授業が充実して楽しかったから勉強をしていた。俗に言ういい高校に入るために勉強していたわけではない。
公認会計士試験もそうで、監査法人に評価されたくて公認会計士試験を受けたわけではない。自分が受かりたいと思ったから試験を受けた。
面接の茶番が嫌いな俺は、全てを正直に話す事にした。法人に入ってやりたい事は?と聞かれた時は、ワークライフバランスと答えることにした。
ワークライフバランスは仕事が早く終わらないと、ライフを充実させられない。仕事の早さには自信がある。仕事ができる前提のワークライフバランスで行こうと決めた。
⇒本当は茶番に付き合ったほうがいいです
俺は某大手監査法人の面接待合室にいた。周りの面接待ちの人達は、法人の人と仲良さそうに話していた。
そう、みんな法人説明会に参加しているから既に顔馴染みなのだ。この時点で内定が決まっている可能性すらあった。
俺は浮いていたが、法人説明会に行かなかったことを悔やんでも仕方ない。その後名前を呼ばれ、パートナーとの面接を受けた。
意外とすんなり話は進んで、あっいい感じかも!と思っていたときの事だ。面接官から驚きの発言があった。
面接官「このあと受ける法人をやめて、今決めてくれたらウチで内定を出します」
こんな事を言われた。俺は内心、なんて卑怯なやつなんだ!と思った。両方受けて好きな方を選んで下さいくらいの器も無いのかと直感で感じ取った。
⇒こんな事を思わない方がいいです
直後俺はこう答えていた。「この後の法人も受けてから決めたいので即決はしません」
こう言ったとき、高校受験の面接を思い出し、10年たっても大して考え方変わってないんだなと思った。
そしてその後の法人の面接を終え、結果両方落ちた。
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