国家3大資格、超難関試験、東大より難しい、資格偏差値70以上、などなど形容されている公認会計士試験だが、実際はどれくらい難しいのだろうか?
簡単に会計士試験の概要をおさらいしておこう。
会計士試験は短答式試験(1次試験)、論文式試験(2次試験)、修了考査(3次試験)がある。1次はマークシート方式、2次3次は記述式の試験だ。受験するための要件はなく、誰でも受けることができる。
ざっくりと合格率は、1次10%前後(年2回)、2次35%(年1回)、3次60%(年1回)となる。
ちなみに合格点は、1次70点、2次は偏差値52以上、3次60点となっている。
2次試験まで合格すれば会計士として働くことができるため、みんな2次試験合格を以て会計士試験に合格した!と宣言することとなる。
私は、「え、1次マークシートでいいの?鉛筆転がしても20点は取れるじゃん!楽勝じゃね?」とタカをくくっていた。
⇒短答式試験は数字で見るほど簡単ではない
そう、1次試験はめちゃくちゃ難しいのだ。会計士試験の難しさの7割くらいは短答式試験の難しさにあるように感じる。細かい論点を記憶し、計算の速度や正確性も要求される。私の周りでも4年やったが短答に通らなかった人間はザラにいる。特に私は漢字を読むことや文章を記憶することが苦手だったため、1回目の1次試験は見事「不合格」であった。合格点70点のうち50点台だったと思う。しかし、勉強し始めて間もない最初の試験と割り切って不合格を受け止めた。
⇒短答に落ちても、気持ちは落ち込まないように
ちなみに、1次試験は5科目あり、簿記の計算と理論(これだけ200点満点、他は100点満点)、管理会計論(工業簿記のこと)、監査論(会計士の働き方)、企業法(主に会社法って法律)となっている。
私は予備校の授業は管理会計のみ一切授業を聞かずに、授業中はひたすら自習をしていた。ぶっちゃけ先生が眠たい授業をするので聞く気が起きなかったのだ。しかし、1次試験の蓋を開ければ管理会計は80点と最もいい成績だった。この経験から、その後の勉強スタイルは授業を聞かない自習中心の勉強にシフトしていく。
⇒予備校の使い方は人それぞれ。必ずしも授業を聞く必要はない
そう、私は面白くない先生の授業は聞く気にならないし、好きじゃない先生の授業は頭に入らないのだ。また、苦手な理論科目は授業を聞いても聞かなくても理解に差がないことがわかったので、簿記と企業法の授業だけちゃんと聞き他は聞き流しながら自習をすることにしたのだ。
そして次の年の5月、2回目の短答式試験を受験するが見事「不合格」!私は嫌が応にも自分の勉強スタイルを見直すこととなった。
そこで発覚した致命的な過ちとは・・・!
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