彼女「じゅん君がそこまで真剣に考えてくれてるって思ってなかった。試験直前で色々あったらピリピリするもんな。ごめん。」
俺「俺の方こそごめん、これからもよろしく」
こんなやり取りをしたと思う。兎にも角にも、別れの危機を回避する事ができた。俺は数年分の冷や汗をかき、大量のカロリーを消費しつつも事なきを得た。
⇒ピンチの時は全力で!
この後の期間は流れるように過ぎていった。寿司を作り、ルミエ自習室で勉強するというルーティンをひたすらに繰り返した。
正直公認会計士に特別なりたい訳ではなかった。資格や肩書ならなんでも良かった。
亡くなったおばあちゃんのため、母に立派になったと報告するため、父への親孝行のため、何より中卒である人生に逆転するため。会計士試験に受かりたいと言う気持ちは固まっていて、気持ちは他の人にも負けないと思って勉強した。
⇒受かりたいモチベーションを固めよう
直前に一気に学力が伸びる勉強方法を取っていたから、1ヶ月前からが勝負だった。毎度の事ながら模擬試験は大体D判定だ。それでも一切気にならなかった。
テキストは何回読んだかわからない位読んだと思う。直前には問題を見たらテキストのどの部分に書いてあり、何が書いてあるか瞬時に思い出せるようになっていた。
計算問題もテキスト例題を重視して、例題は完璧に答えられるように準備した。
そして、試験前日を迎えた。
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